学生各位
教務部長
Chat GPTをはじめとする生成AIが、社会のさまざまな分野で活用されるようになっています。これは有効な知的ツールになり得ますが、一方で、リスクや課題も多く存在します。
まず、一般的にChat GPT等の生成AIから得た情報には出典が明記されておらず、情報源が不明な場合が多くなります。そのため、情報の出どころ、根拠資料を確認することが必須となります。実際、提示してくる情報には不確かなあるいは誤った内容が含まれている場合が少なくありません。したがって、レポートや論文等でChat GPT等の生成AIを利用する際には、その情報の信頼性、内容の正確性を、情報源を調べながら吟味する姿勢が求められます。そして、根拠が確認できない場合は利用しないという判断力を身につける必要があります。
そういった考慮なしに、AIが作成したものをあなた自身の成果物として提出した場合は、当然のことながらあなたの過誤となります。また、そこに特定の情報が断りなく引用されていた場合、剽窃(ひょうせつ)や著作権侵害などの「不正」と見なされる場合もあります。つまり、すべては利用者の責任に帰するという点に留意してください。
以上の点に留意して、Chat GPT等の生成AIの慎重かつ適切な利用を心がけてください。そうすることで、有効な活用方法を身に付けていってほしいと思います。
なお、ゼミあるいは科目担当者から指示があった場合は、それに従ってください。
以上