12月12日(火)の4講時、経済学部2年生の「専門ゼミナールI」の時間帯を使って、「学外活動報告会」を行いました。
経済学部では、例年この時期に、おもに3年生の先輩学生が、授業等での学外活動の成果を2年生の後輩学生に伝える機会として、「学外活動報告会」を設けています。今年度は、2年生による報告2本を含め、5本の報告が行われました。
トップバッターは、「専門ゼミナールIの調査実習」(浅川ゼミ、土居ゼミ、平澤ゼミ、湯川ゼミの学生有志27名参加)の報告です。7月1日(土)、2日(日)の一泊二日で、「環境教育のまちづくり」を掲げる栗山町に行ってきました。朝8時に大学を出発、バスで町内の3地区(継立、角田、栗山)を一巡した後、「栗山公園」「ファーブルの森」「栗の樹ファーム」を見学し、午後からは、NPO法人雨煙別学校の自然体験プログラムを利用させていただくかたちで栗山町の「環境教育」を実際に体験させていただきました。宿泊は雨煙別小学校コカコーラ環境ハウスです。スケジュールに沿って、参加者の撮った写真を背景に、それぞれの感想をつなぐかたちで報告がなされました。参加した2年生にとっては、地域を調査対象として観る初めての体験だったと思います。ゼミ内交流、ゼミ間交流の場にもなったようでした。
次は、土居ゼミ3年生の北海道学生研究会(SCAN)参加報告です。このところSCANには経済学部から複数のゼミが参加していましたが、11月25日(土)、札幌大学を会場に開かれた今回のSCANには、土居ゼミのみの参加でした。土居ゼミの今年の研究テーマは、「除雪費用の削減」です。報告を作り上げるまでの準備はたいへんだったが、報告を終えた達成感は大きかった。テーマ設定は慎重に行って、みんなが関心を持てるテーマにすることが重要だというのが、2年生に向けたメッセージでした。
3番目は、「産業調査演習」履修者による三笠市の調査報告です。目下、調査報告書の作成途上で、今回はその中間報告になります。今年度のテーマは「三笠市の農業」です。三笠市には夏休み中の9月12日(火)、13日(水)、14日(木)の3日間、実習に伺いました。報告の前半は統計資料から作成したグラフ等をを提示しての説明、後半は実習の成果の一部として三笠市の特色ある農家5軒のヒアリング調査のまとめでした。充実した調査報告書が期待できそうです。
4番手は、沖縄国際大学からの交換留学生(土居ゼミ2年生)による沖縄についての報告です。一度ゼミ内で報告したものを、より多くの北海道の学生に聞いてもらいたいとの申し出があって、30分報告を15分に濃縮してもらって、この場で報告してもらいました。なかなかの力作でした。今回報告してくれた3年生も感心していました。
最後は、語学海外研修(フィリピンセブ島)報告です。「英語と海外文化A?B」の受講者から応募を募って選抜された2名が、9月3日(日)~16日(土)の2週間、フィリピンのセブ島にあるCIA(Cebu International Academy)の語学研修に派遣されました。「セミ?スパルタ」の評判に違わず平日は1日10コマのハードなトレーニングを受け、休日は観光を楽しむ日々だったようです。自分たちで撮った動画も交えたスライドは、(当然のことながら)観光の場面が中心でしたが、メリハリのきいた英語漬けの研修期間を彷彿させるものでした。
報告してくれたみなさん、お疲れさまでした。2年生のみなさん、3年生になると、今回報告のあった「産業調査演習」「英語と海外文化」や、夏休み後に報告会を行った「インターンシップ」、その他「海外フィールドワークC」など、学外活動を伴う授業が開講されています。ぜひ、挑戦してみて下さい。