2022年度の科目「マーケティング実践」は碓井ゼミナールの3年生20名の学生が10のグループに分かれ、1年間、調査研究活動を進めてきました。2022年12月23日(金)の実践科目報告会に参加し、すべてのグループが実践報告を行いました。今回は、「プロ野球球団のスタジアム運営におけるマーケティング戦略」をテーマとする研究活動について報告します。
■研究活動をした学生:経営学部3年の佐々木 蒼生さん
■テーマを設定した経緯と目的:2023年春、北海道日本ハムファイターズは新球場をオープンすることになりましたが、アメリカのメジャーリーグのようなスタジアムや施設を志向しています。スポーツマーケティングの研究では、「プロスポーツチームは地域コミュニティを盛り上げる重要な役割を果たす」と言われており、今後のブロスポーツ地域の発展のために、どのようなスタジアムが求められているのかを研究したく、このテーマにしました。
■札幌市内での調査:まず、大学内で、プロ野球やファイターズ、また新しいスタジアムについてのアンケート調査をしました。次に、札幌ドームや楽天生命パーク宮城でのスタジアム調査を現地で行いました。さらに、アメリカと国内のスタジアムの研究として、「アクセス」「サービス」「周辺施設」の3つを中心に、インターネットで検索しました。その過程で、関西での研修に向けて、事前に、どこで何を調べるのかを明確にするようにしました。
■関西研修での取り組み:「阪神甲子園球場」「京セラドーム」「ほっともっとフィールド」の3つのスタジアムを訪問し、スタジアム内の施設見学と付随する施設(例えば、甲子園球場での「甲子園歴史館」など)を調べました。また、スタジアムへのアクセスと周辺のホテル、ショッピングモール、カフェなどの施設の調査も行いました。
■報告会では、顧客満足度を高めるために、「まず球場に来て、楽しんでもらう」という視点で具体的なプランを模索して、提案し続けることの重要性について話をしました。また、北海道日本ハムファイターズの新しいスタジアムの課題として、アクセス、新しい企画、地域との繋がりについて提案をしました。
●今回の調査では、アンケート調査に多くの方にご協力いただきました。引き続き研究を続け、ご協力に少しでも応えられるような報告書を作成したいと思います。まことに有難うございました。
【以上、文章作成担当:経営学部3年 菊地正倫】
- 発行日: 2023.03.16
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