経済学科の一部の専門科目では、スチューデントアシスタント(※以下、SAと表記)が授業のサポートを行っています。
SAは、コンピュータを使用する演習科目で担当教員と協働し、操作方法などをアドバイスします。
スチューデントアシスタントが授業をサポート
前期開講科目の「プログラミングⅡ」では、モンゴルからの留学生ドルジバット ビンデリヤさん(4年生)がSAを担当します。
本日の授業はCGでの定型図形の描画。コンピュータ教室内を巡回し、作業の進み具合を確認します。
「線を描くメソッドを呼び出しますよ。はい、これで定義されましたね。」と優しく話しかけるドルジバットさん。受講生たちの作業がスムーズに進いんできます。
授業担当者の森田教員は、
「彼女は丁寧に教えてくれるので質問しやすい、と受講生から慕われていますよ。親切で頼もしいSAです。」と評価しています。
プログラミングの楽しさを知ってほしい
「昨年度からSAとして授業をサポートしています。受講生からの質問やつまづきやすい課題などに対応することで、自分自身の理解も深まり、楽しいです。
プログラミングの操作方法がわかれば、その面白さが倍増するので、いつも心の中でがんばって!と応援しながらサポートしています」とドルジバットさん。
流暢な日本語は、日本のアニメを繰り返し見ることで、トレーニングされたのだそう。小学校2年生から日本語を学び、今では授業のサポートができるまでに。
「わたし、繰り返し勉強するのが好きなんです。プログラミングのSAを担当することで、履修時と合わせて2回も授業に参加できてラッキー!って思っています。」と笑います。
卒業論文では「AIを活用したキリル文字をモンゴル文字に変換するアプリ」を制作予定。
「難しいテーマを設定してしまったのですが、大学でITを学んだからには、がんばって完成させたい」と意気込みます。
今後もSAの活用を展開
経済学科では、自身が学習した経験を後輩への指導に活かす、という学科教育の循環を目指してSAを活用した教育を展開していきます。
- 発行日: 2023.06.20
- 経済経営学部 経済学科