小学校教師をめざす学生の皆さんを対象に4月2~4日と6日の4日間、教育実習事前指導が行われました。今年度は41名の受講です。この4日間は全員スーツ着用。指導するのは小学校で校長経験者の先生3名に加えて、私たち3名の大学教員の合計6名です。 最初は教育実習の意義や心得についての説明。その後、すぐに7名程度の小グループに分かれて模擬授業に取り組みました。
模擬授業は、国語2年の物語文「スイミー」と算数2年のひき算のひっ算「ひき算のしかたを考えよう」です。最初は、国語か算数に分かれて指導を受け、途中で交代し最後には国語、算数の両方の模擬授業を体験する指導内容になっています。まずは、教具?教具作りから始まります。皆さん必死で夜遅くまで作業をし、子どもが分かりやすく指導しやすいものを作り上げていく姿は立派でした。特に、指導の先生やグループの友達から多くの意見をもらい、授業の難しさと上手くいった時の喜びを深く感じとり、さらによい授業をしようと最後まで努力していたのが印象的です。
途中で、入学してきたばかりの1年生が見学にやってきました。真剣に授業づくりに取り組んでいる「先輩」の姿を見て、目を丸くして真剣に見つめていました。「先輩の真剣さがすごい!」との感想。
最終日に全員が集まり、事前指導の取り組みをふり返って話し合いました。その時の表情は、始まった時と全く違っていてもうすっかり「教師の顔つき」になっていました。