冨田充保:教員紹介
富田充保です。埼玉県出身で、今年で本学に赴任して10年目になります。専門は、学校教育学、とくに?人間関係を中心として子ども?青年論?子ども?青年の生活場所としての学校における教科外領域の生活指導論?比較対象としてのスコットランド教育を追求テーマにしてきました。
学部専門科目では、世界のなかでの日本の子どもの権利実態と権利要求を扱っている「子どもの権利と教育」を担当しています。そこでは、世界の子どもたちの困難でかつ切実な権利実態と要求を、難民の子どもだけが登場しているビデオも活用し考え合っています。時々、そうしたなかでの権利教育を進める世界の動向を、世界で開発されてきたアクティビティを体験し、そこから身体を通して権利を考えられるようにもしています。
また「基礎ゼミC」「専門ゼミ」「卒論ゼミ」を担当しています。特に中核の「専門ゼミ」では、近年引きこもり青年や非行行動を重ねてきた若者自立支援の NPOの現場を訪ね、学校教育を超えた「社会と教育」の関わり合いから、学校の位置や役割を問い直すようなゼミにしたいと数年合宿を重ねてきました。年度末にはゼミ論集を毎年発行して、次年度のゼミ生に手渡すようにしています。運営は、なにより学生主体にしたいので、ゼミ長?副ゼミ長等を設け、コンパをはじめ学生自身に多くの運営を任せています。自主的で積極的な学生をいつも待っています。