社会学?社会福祉学

  • 浅沼 裕治
    人文学部 こども発達学科
    社会福祉学、子ども家庭支援論
  • 大國 充彦
    経済経営学部 経済学科
    地域再生、戦後北海道の社会調査
  • 大久保 薫
    人文学部 人間科学科
    対人援助実践、対象者理解、地域における福祉実践
  • 大澤 真平
    人文学部 人間科学科
    子ども?若者の貧困問題、福祉と教育の連携を研究テーマにしています。家族の状況に関わらず子どもの育ちが保障されること、そして、子どもの育ちを保障するために家族の生活が支えられること、これらが両立する社会のあり方を、子どもそのものを目的として社会福祉、児童福祉、教育の観点から考えたいと思っています。
    研究概要
    日本では子どもの貧困に関する調査研究はこれまで十分になされてきませんでした。近年、子どもの貧困対策法の施行を背景に、ようやく大規模な実態調査が都道府県レベルでなされ始め、さまざまなデータが蓄積されているところです。しかし、経済的な困難のもと、個別具体的な生活と社会関係のなかで子どもがどのような経験をしているのかについては、あまり多くのことが明らかになっていません。そこで、制度や規範といった社会構造を分析し、その上で子どもの生活実態、意識、そしてライフチャンスの「選択」がどのようになされてきたのかを調査しています。また、それをソーシャルワーク実践のあり方として提示したいと考えています。
  • 工藤 遥
    人文学部 人間科学科
    質的および量的な社会調査に基づきながら、現代社会における子育ての実態や諸課題と、子育て期のウェルビーイングに寄与する社会的支援や社会条件について、家族社会学やジェンダーの観点から研究しています。
  • 小林 茂
    心理学部 臨床心理学科
    医療現場、福祉事業所などに属しながら、地域(コミュニティ)や生活の場を臨床現場にしています。関わってきた方々は、主に精神疾患を患った方々です。こうした背景から私の研究分野もコミュニティ心理学、精神疾患への認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy for psychosis)といったものになっています。最近は、第三世代の認知行動療法とソマティック心理学(身体心理学)との結びつきに関心を持ち研究を進めています。
  • 高田 洋
    経済経営学部 経済学科
    研究内容の分類では、社会階層、民主主義論、公共財供給問題です。研究方法での分類では、計量分析方法論、社会調査方法論、数理?データ解析方法論です。学問領域は、数理社会学、計量社会となります。
    研究概要
    社会への数学的アプローチでに関心を持ちます。
    公共財の供給問題は「どのような条件のとき、公共財のために人びとは自発的に協力するのだろか」という問題です。合理的な行動を仮定すると、人びとは公共財を供給できない。けれども、非合理的な行動を仮定しても供給できません。どのような条件のとき、公共財は供給されるのでしょうか。
    公共財の問題は、「公共性」を経由して、「民主制」という社会制度への関心にいたりました。民主主義は数値化できるのでしょうか。社会学的に民主主義を考えるとはどういうことでしょうか。不平等や社会階層と民主制は関係あるのでしょうか。また、働き方や産業や経済と民主制は関連があるのでしょうか。社会調査と計量分析によって、これらのことを分析していきます。論理的に理論を立て、それを実証的に測定して確認していきます。
  • 田中 敦士
    人文学部 人間科学科
    障がいのある方々にとって、「幸せに生きる」とか「幸せにはたらく」ってどういうことなのでしょうか。QOL (Quality of Life)を常に意識しながら、教育、福祉、医療、労働の観点から支援のあり方を考えています。法律上の「障害者」の範囲だけにとどまらず、生きにくさを感じている多様なニーズのある人々への支援の必要性が高まっています。民間企業の経営者や人事担当者とも日常的に接する中で、働きやすい職場つくりと経営との融合を追求しています。皆さんも一緒に考えてみませんか?
  • 寺田 香
    心理学部 臨床心理学科
    ソーシャルワーク実践の価値と倫理、支援の在り方について関心を持ち、研究を行っています。
  • 中村 裕子
    心理学部 臨床心理学科
    ソーシャルワーカーの非認知能力?価値感覚や成長過程について研究しています。また、札幌市厚別区を中心とした医療福祉領域のコミュニティ?オーガニゼーションの実践活動をしています。
  • 新田 雅子
    人文学部 人間科学科
    「老いの社会学sociology of aging」という立場で、介護保険制度や認知症の方の世界、高齢化する地域社会について考えています。福祉や介護の「利用者」や「対象者」という捉え方ではなく、老いゆく人間の立場に立って、福祉や介護やさまざまな社会政策を考えるような研究をしています。
    研究概要
    私はお年寄りの手が好きです。しわやシミ、骨ばった関節、浮き出た血管、そこに刻まれた人間の<生life>を感じるからです。老いは私たちの宿命であり、生まれてきた子どもを未来への希望として社会全体が大切にするのと同じように、晩年を家族の有無や経済状態に関わらず守り支え合えることが、真に成熟した社会と言えます。そうした社会のあり方を模索するために、社会学の立場から、高齢者福祉の実践や理論について研究しています。最近は、高齢者福祉の価値、つまり「どうして高齢者を社会全体でケアしなければならないのか?」ということについて、人間存在そのものの<継承>という概念で説明しようと試みています。
  • 松川 敏道
    人文学部 人間科学科
    障害学を専門とし、障害の諸問題を個人的な心身の問題としてではなく、多くの人たちに合わせてつくられた社会の偏りにあるという視点から、個々人の生きづらさや差別の問題、社会政策のありようについて考えています。最近は、障害のある人の大学における教育権をめぐって実践と研究を重ねています。
  • 横山 登志子
    人文学部 人間科学科
    ソーシャルワークの実践と理論をつなげるような質的研究に関心をむけています。具体的な対象は、メンタルヘルスの問題をもつシングルマザーや女性の支援、福祉課題を抱えた家族の支援です。家族のケアを考えるにあたり、ジェンダー?センシティブであることが重要だと考えています。