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7月27日(木)と7月28日(金)の両日、本学に於いてFD研究会(※)を開催いたしました。
7月27日(木)は、「困り感を有する学生の理解と対応」と題して、本学人文学部臨床心理学科准教授の斉藤美香先生を講師に講演を行いました。斉藤先生からは、不登校学生への対応として、入学後1カ月内の早期に担任と学生相談室が連携し、つかず離れずに見守っていくことの重要性が指摘されました。また、大学は、学生が彼ら自身の主体性を育みながら様々な体験ができる場を提供し、成功体験を与える場であるべきとの示唆がありました。
(※)「FD(ファカルティ?ディベロプメント)」とは、より良い授業を目指して、授業方法の改善や教材開発等に関する取組みのことをいいます。
第2回FD研究会講師 斉藤美香氏による講演
7月28日(木)は、「高校の学びが変わる、大学の学びが評価される」と題して、北海道教育委員会石狩教育局主査の鈴木究氏による講演が行われました。
鈴木氏からは、今の高校生の特徴として、身近な価値観の似たもの同士で集団を形成する傾向があること、上昇志向への本能的拒否感が強いこと、社会と断絶することに不安を感じない傾向があることが指摘されました。そのうえで、2021年度から本格的にスタートする高大接続改革は、学力の3要素を育みこれらを多面的?総合的に評価するために、高等学校教育と大学教育、両者を接続する「大学入学者選抜」が、連続した1つの軸として一体的に推進されるべきものであるとし、主体的?対話的な学びとしてアクティブラーニングを積極的に取り入れるべきであると話されました。
第3回FD研究会講師 鈴木氏による講演
斉藤美香氏
鈴木究氏